FF9 最終ボス2ターン撃破 [5-3]

実際にプレイしてみると、たちまち不安は確信へと変わった。
例えば、敵の初行動が「青の衝撃」だと、ラスト「たたかう」×3が「グランドクロス」に僅差で負けるのだ。この戦術で成功するか失敗するか、それは紙一重の差なのである。
敗因はエーコのATBゲージだろう。
闇のATBゲージが0になった時点で、エーコのゲージが満タンとは限らないので、その差が影響している。
また、度重なるウインドウの開閉は、わずかながらも確実に闇のATBゲージを溜め、塵も積もって山となるのだ。当然この影響もある。

このことは計画段階で想定していたことではあった。
しかし、闇の行動順序まで考慮しないと戦術が通用しなくなるのには正直泣けた。
実際の経験がモノを言う。理論だけでは埋まらないのがやり込みである。
筆者が思うに、「ガ魔法」、「究極魔法」→「シェル」、「青の衝撃」の順序なら成功する（可能性がある）だろう。
この場合に限定して装備を魔法回避重視から力重視に変更し直して挑めば少しは楽になる。

しかし、およそ10回ものタイムコントロールは万人向けではない。筆者は心得ているからいいのだが、読者には結構こたえると思う。このままでは事実上ほぼ不可能と考えてもいい。

まあ、事実上不可能であったとしても、理論上可能であるため35ターンで倒せるのですけれどね（笑）。

改良を2つ述べておく。これらは原案の問題点を克服している。

原案を実現すべく低レベル攻略を進めていた中、ふと思いついた改案 [ 2：戦術 ] は、平均Lv4.75型で通用する戦術である。
基本的アイディアは原案と同じだが、少し違う戦法になっている。
今回はこれを実践し、本稿でやり込みとして紹介している。

一方、次の改良は平均Lv8.875型専用である（少し工夫すればLv4.75型でも…）。
これは、原案がうまく機能しない場合の対処法として考案したものである。基本的には「スロウ」追加の担当を変更しているだけで、その他は原案と同じ姿勢となっている。
筆者のお薦め。

キャラクター	武器	頭	腕	体	アクセサリ
キャラクター	アビリティ [ アクション / サポート ]
ジタン	グラディウス	グリーンベレー	ヒスイの腕輪	黒装束	黒帯
ジタン	－ / いつでもヘイスト、与一の心、追加効果発動
スタイナー	エクスカリバーII	バルビュータ	ベネチアシールド	マクシミリアン	転生の指輪
スタイナー	－ / 与一の心、MP消費攻撃、バードキラー
サラマンダー	カイザーナックル	グリーンベレー	ヒスイの腕輪（パワーリスト）	力だすき	黒帯
サラマンダー	－ / いつでもヘイスト、MP消費攻撃、バードキラー
エーコ	（何でも可）	バンダナ	ヒスイの腕輪	ローブオブロード	エルメスのくつ
エーコ	カーバンクル / いつでもヘイスト

ジタンがスタイナーの代役である。そのため、ジタンとスタイナーに装備変更あり。
戦術は原案のものを採用する。
この場合には攻撃回数7回で撃破可能である。このとき、魔法反射によるダメージは必要ない。
さらに、魔法反射を利用すると、攻撃回数6回2ターン撃破（トランスなし）も高確率で狙えると思う。

今の提案では攻撃回数が大幅に減っているので、実現可能なレベルになったはずである。
実際に攻略可能かは読者に任せる。

攻撃回数7回撃破に挑戦するなら、「究極魔法」の反射を考慮しない方針でやるのがいい。
そうすれば「青の衝撃」は受けても大丈夫だから、サラマンダーに「パワーリスト」を装備させれば少しは楽に闘える。
スタイナーは上記の装備で3回行動できる。不安なら「与一の心」を外して「いつでもヘイスト」をセットしよう。

「たたかう」が回避される心配はあるが、それは本稿で明らかにした戦術すべてに言えること。その点は差がないと言えるが、この改良の最大の障害は「エクスカリバーII」。
取得に当たっては高度な内容になるので、次の資料をよく読んでほしい。

基本的事項はこのチャートに盛り込まれている。まずはじっくり読むべきである。
（真）参考タイムを基準にして利用するが吉。

最速TAレポート。上記のチャートと同様に味わうべきレポート。
最速タイム（ラップ）は目安になるはずなので、よくチェックしておくこと。

エクスカリバーII＋α攻略レポートとしてかなり貴重。低レベルの型は平均Lv4.75型。
詳細な解説があり、攻略形態も近いのでかなり参考になるはずである。

とにかく頑張って「エクスカリバーII」を取得していただきたい。そうすれば、勝利は間近である。