FF9 書籍ULTIMANIAへの補足 -- モンスター編 --


p.152 / 特殊なエンカウント

(A)の項目に使われている2つ目の写真に

という説明文が掲載されているが、記憶の場所の誤りである。

 

p.153 / 種族ごとの特徴

アンデッドの表に、ボールド体で特徴を追加。

種族 特徴 アビリティ
アンデッド ゾンビ状態に近い性質を持つ
(闇属性は半減、聖属性は弱点、
回復の効果が逆転、「デス」でHP全回復
アンデッドキラー

 

p.154 / 特定の種族に効果的

項目(B)において、その後半に

とあるが、心配するほどのことではない。ほとんどの場合に命中し、「Miss」は稀だと思ってよい。
白魔法の項にもあるとおり、この攻撃は割合ダメージ攻撃であろう。基本命中率は高めと考えられる

 

ちなみに、霧の魔獣(B)を相手に2時間ほど試したところ(100体は倒したか)、3回だけ「レイズ」を回避された。そのときのレベルは1、35、42。

 

p.158 / 発生させることが可能なST異常

利便性のために、全23種類を挙げておく。

なお、各データに全24種類とあるのは、セーフティを2つに分けて数えたためだろうか、謎である。

 

p.158 / セーフティについて

セーフティについて、ここでまとめておいた方が便利だろう。セーフティとは以下の行動に対する耐性を指す。
ただし、「死のルーレット」はバトルの項で説明したとおりの扱いとし、カテゴリ変更をした。「レベル5デス」はセーフティとして説明が可能だが、とりあえずこの表には入れなかった。

カテゴリ 行動名
一撃必殺効果のある攻撃 黒魔法「デス」
召喚「オーディン」、幻獣「斬鉄剣」
剣技「いあいぬき」
アベンジャー装備で「たたかう」+追加効果
割合ダメージ攻撃 黒魔法「グラビデ」
青魔法「アクアブレス」
召喚「アトモス」、幻獣「重力物体199」
剣技「雷鳴剣」
奥義「グラビデ拳」、絶技「グラビガ拳」
その他 コマンド「たべる」
白魔法「ライブラ」
青魔法「死のルーレット」、「マトラマジック」
秘技「あれはなんだ」

 

なお、「死のルーレット」を使用するモンスターは3種類(ゾンビ、アーリマン、ヘクトアイズ)いるが、いずれも追加効果が一撃必殺になっている。これらはここで挙げるに留め、以下ではいちいち指摘しない。

 

p.164 / ビビ

バトル開始時にはATBゲージが満タンだが、それに関する記述がない。

 

p.168 / シリオン

特記について。最後の1文に

とあるが、これら攻撃はカウンターとして使用
もし仮に、記載のとおりであるならば、この胸の色変化の度にATBゲージを満タンにする効果が発揮されていることになるが、素早さ23のジタン対して2連続で行動が割り込まれることに説明がつかないから、これは間違いである。

 

p.170 / 黒のワルツ2号

まず、バトル開始時にはATBゲージが満タンで「瞬間移動」を使用する。
次に、反撃「ファイラ」の不使用条件について、以下のようにまとめられる。

ワルツの攻撃を受けて戦闘不能になった場合はもちろん、攻撃を回避したなどで生き残っても直ぐに味方が戦闘不能にすれば、ワルツのATBゲージが溜まって次の行動を決定するまでの間、カウンターされることはない。攻撃対象になったキャラクターの生死が重要である。
したがって、生き残ったキャラクターとは別のメンバーを戦闘不能にしてもカウンターされる。また、攻撃されたキャラクターが戦闘不能であっても、ワルツ2号が次の行動を決定している場合、カウンターされる。これは行動決定により攻撃対象が変更されるためである。「究極解析」にある回復行動に関する記述は、後者の現象を踏まえたものになっている。注意。
なお、反撃「ファイラ」は1回限りであり、他のカウンター魔法よりも優先される。

(参考:究極解析)

 

p.176 / スティンギー

バーサク状態のキャラクターに対して「羽音」を使わないが、これについて明記されていない。

 

p.179 / ミミック

特記の後半。

この召喚システムについて、簡単に補足しておく。
召喚されるマジックヴァイスは、ミミックの「呼ぶ」に反応してATBゲージを作動させるものと思われる。そして、ATBゲージが満タンになると出現し、ATBゲージを0にリセットする。

 

p.179 / ベアトリクス(1回目)

残りHPが0になった瞬間に、ATBゲージが満タンになるが、それに関する記述がない(ただし、フライヤがジャンプ中のときはこの特性は現れない)。よく調べていないが、この現象は2回目、3回目でも同様と思われる。

 

p.181 / ドラゴンフライ

スティンギーのときもそうだったが、バーサク状態のキャラクターに対して「羽音」を使わないことが明記されていない。

 

p.181 / ラルヴァラーヴァ

残りHPが0になった瞬間から、ATBゲージが満タンになる性質を持つが、それに関する記述がない。

 

p.183 / キャリオンワーム

最後の1体になった瞬間、ATBゲージが満タンになる特性が発動する。この特性は敵が行動したときに解除される。
なお、条件を満たすとATBゲージが満タンになる特性についての記載があるのはキマイラのみ。

 

p.184 / 黒魔道士タイプB

特記には

となっているが、残りMPが1以下の間違い。

 

p.185 / ダンタリアン

まずは特記の表記ミスから。

表記を分かりやすくしようと試みているが、かえって混乱しかねない表現になっている。

 

ページ数のカウントは、閉じているときに与えたダメージ合計÷200の余りである。このカウントが150〜200のとき、カウンターで開いて本体を現す。このとき、本体の行動は

で固定。ただし、この間は「たたかう」「ジャンプ」「なげる」の攻撃に反応してカウンターで閉じてしまうが、「竜技」や「奥義」、「アイテム」などの選択性のある行動には反応しない。また、何かしらの行動を受けた場合、ページ数カウントはゼロに戻る。これは回復行動も含まれる。何も行動を受けずに閉じた場合、ページ数は継続してカウントされ、計算は最初に述べたとおりである。

(参考:Touch_meさん)

 

p.187 / 黒魔道士タイプC

強制戦闘時の属性強化はランダムではないが、それに関する記述がない。

(情報元:解体深書)

 

p.189 / ラニ

特記の真ん中。

とあるが、そうとは限らない。カウンター「なんてことするのよ!」のときと同様に、一定ターンの間は反撃を行なわない。

(情報元:解体深書)

 

p.190 / フェザーサークル

こちらのパーティに迷惑状態のキャラクターがいない場合は、「メイワクテイル」で迷惑状態にしたあとに「グラビデ」を使用、とあるが、2重に間違っている。「メイワクテイル」は迷惑状態がいても使う。また、迷惑状態のキャラクターに向けて高確率で「テイル」する。なお、「ブリザラ」はランダム。
この他に、キャリオンワームと同様の特性を持つ。すなわち、最後の1体になった瞬間に、ATBゲージが満タンになる特性が発動する。この特性は敵が行動したときに解除される。

 

p.193 / ヒルギガース

特記にて

とあるが、4052以下の誤りであろう。

 

p.195 / ザ・ソウルケージ

「レベル5デス」は1回限りだが、それに関する記述がない。

(情報元:解体深書)

 

p.197 / いただきキャット

バトル開始時にはATBゲージが満タンだが、それに関する記述がない。

 

p.209 / ヤーン

シェルタドラゴン(B)やティアマットの特記には「はないき」の使用条件がちゃんと書いてあるが、なぜかここだけ触れていない。ヤーンの「はないき」は、行動可能なキャラクターが1人の場合は使用しない。

 

p.210 / アーリマン

特記にいきなり

と記述されているが、記憶の場所に出現するタイプには、その特性はない

 

p.211 / ガーゴイル

アガレスに起こされる前後で変化がある。能力値は以下のとおり。ちなみに、倒れるモーションも違う。

「起こす」 物理防御力 魔法防御力
255 215〜(255?)
10 10

また、バトル開始時にはATBゲージが0と思われるが、それに関する記述がない。

 

p.212 / ダハーカ

「ひらく」「とじる」の表記にやや問題あり。この書き方は「アーマーブレイク」が当たった場合の影響を無視している。

(情報元:解体深書)

 

p.213 / 土のガーディアン

リフレク状態と「ファイガ」「サンダガ」の関係が抜けている。

(情報元:解体深書)

 

p.215 / シェルタドラゴン(A)

戦闘開始直後に「押しつぶす」を使わないことが書かれていない。

(情報元:解体深書)

 

p.217 / ガーランド

リフレク状態のキャラを狙って「フレア」「ストップ」を使わないことについての、直接的な記述がない。一方で、オズマやマリリス、ハーデス、トランス・クジャなどの項には書かれている。

(情報元:解体深書)

 

p.217 / クジャ

上記ガーランドと同様に、リフレク状態のキャラを狙って「サンダガ」「グラビデ」を使わないことについての、直接的な記述がない。なぜか、このパンデモニウムのところだけ情報が抜け落ちている。

(情報元:解体深書)

 

p.217 / 霧の魔獣(B)

「霧」はニンフの「夜」と同様の性質を有する。すなわち、バトル中に1回しか使わない。また、2体出現時は、一方のみ1回使う。

 

p.218 / ラグタイムマウス

バトル開始時にはATBゲージが0と思われるが、それに関する記述がない。

 

p.219 - 221 / 精霊モンスター各種

バトル開始時にはATBゲージが満タンである。また、ダメージを加えたときの逃げる行動はカウンターではない。これは、アイテムを与えたりダメージを加えたりすることが戦闘終了条件になっているためである。
なお、レディーバグやイエティ、ニンフに原石を与えると、その瞬間にATBゲージ満タンの特性が発動する。この特性は敵が行動したときに解除される。

 

p.221 / ヤーン(精霊)

HPおよび使用攻撃に関するデータが一切ない。HP65535。

攻撃名 MP 対象 パワー タイプ 属性 追加効果 リフレク 魔法返し 備考
(不明) -- 敵・全体 158 物理 -- 沈黙 × ×  

この攻撃は通常攻撃のほか、カウンターでも使用する。HPかMPに少しでもダメージを受けている場合に、回復以外の攻撃を受けるとカウンターが発動する。したがって、特記の最後には

と記載されているが、攻撃を加えても逃げない。ちなみに、ヤーン(精霊)にアイテムを与えてイベントを終了させない限り、何度でも倒すことができる。

 

p.223 / オズマ

使用攻撃の特徴をボールド体で訂正した。(表は訂正箇所の前後のみ)

攻撃名 MP 対象
フレアスター 0 敵・全体
カーズ -- 敵・全体
レベル4ホーリー 22 敵・全体

特記にも「ミニマム」と「バーサク」の記述で以下のような間違いがある。

「ミニマム」については、「4人」の誤りである。
「バーサク」に至っては無茶苦茶。「たたかう」やアイテム以外の行動を受けて、残りHPが4万未満である(3万未満である)とカウンターで1回使用する。これについて、ミニゲームにある使用条件は一見正しそうで、実は間違いである(参考)。
なお、この反撃「バーサク」は反撃「ケアルガ」よりも優先される。

 

p.224 / キマイラ

カウンター関係の記述がない、または間違っている。詳細は以下のとおり。
「猛毒ブレス」はカウンターとして使用するにも関わらず、明記されていない。特記には

とあるが、「ぬすむ」「白魔法」「ジャンプ」「アイテム」には反応しない。また、この一連の行動中はカウンターを使用しない。

 

p.227 / クラーケン触手

HPが10001とあるが、10001以上のダメージを与えると倒せる訳ではない。というのも、いくら「突撃」でダメージを蓄積しても倒せないからである。
触手が倒れる仕組みは、1以上のダメージを受けてダメージ総計が10000を超えると、カウンターで「暗黒回帰」を使用するものと推測される。なお、「暗黒回帰」とは自己消滅のことで、元々はFF5のモンスター自滅現象からきている。

 

p.228 / ハーデス

特記の後半に

とあるが、表記が変である。カウントダウンごとに交互に使うのではなく、常に交互に使うのがポイント。したがって、MP不足であっても「ジハード」を使おうとし、その直後に「カーズ」を使う。これと逆に、「カーズ」をジャンプ回避すると、直後に「ジハード」を使うのである。以下まとめ。

 

余談だが、MP不足で「ジハード」を使おうとする場面で、妙なことが起こった。
カウントダウン後の「MPが足りない」→「カーズ」という行動の間に、こちらが行動を確定しても「カーズ」が割り込む場合がある。もちろんATB設定はウエイトである。行動を選択する際にタイムラグでもあるのだろうか?

(参考:究極解析)

 

p.232 / 永遠の闇

「見えざる闇」に関する記述が(規制のため?)曖昧である。また、攻撃群(A)について

と記載されているが、このローテーションの特性について触れていない。詳しくは永遠の闇(完全版)にて。
なお、本書ではストップ、石化、戦闘不能の3種類のステータス異常を指して「行動不能」と定義している。これは「究極解析」の古いデータの名残である。多くのサイトでは「瀕死」も含めて行動不能と定義しており、この言葉には注意が必要である。

(参考:究極解析)

 


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