FF9 書籍ULTIMANIAへの補足 -- 全編 --
スタイナーの年表や世界年表、キャラクターに関する記事などから逆算すると、誕生日は、1772年1月1日〜15日。
こんなことを調べても仕方ないのだが、当初、筆者は誤解をしていたので、お詫びも込めて調べてみた。
2段落目。
とあるが、誤解である。ここではイプセンの古城に棲むアーリマンや精霊モンスターを挙げておく。
まあ、上記のような誤解を生むのも仕方がない。
ミミックはバトル開始時に「呼ぶ」を使用するために、勘違いしやすい。このときの「呼ぶ」は、戦闘がアクティブになる直前の行動であり、ATBゲージとは無関係である。なお、このように戦闘がアクティブになる前に行動するモンスターが数種類存在する。
デスゲイズについては、かなり素早い(ATBゲージも高めに設定されている?)ために、常に先制されている気分になれる。
対応表にやや不満が残る。
「クリティカルヒットが発生した」「攻撃側がミニマム状態だった」の位置は、それぞれ「背後攻撃を行なった」よりも上、「対象がプロテス状態だった」よりも上になければならない。この指摘に合わせて直前の位置に入れると、次のような表になる。(正確な位置関係は開発者に聞かなければ分からない)
状況 | 倍率 | 状況 | 倍率 |
---|---|---|---|
攻撃側が、対象の種族に〜 | 1.5倍 | 対象がシェル状態だった | 0.5倍 |
攻撃側が「MP消費攻撃」を〜 | 1.5倍 | 攻撃側がミニマム状態だった | 0.5倍 |
攻撃側がトランス中〜 | 1.5倍 | 対象がプロテス状態〜 | 0.5倍 |
クリティカルヒットが発生した | 2.0倍 | 攻撃を全体化した | 0.5倍 |
背後攻撃を行なった | 1.5倍 | 後列から攻撃した | 0.5倍 |
対象が睡眠かミニマム状態だった | 1.5倍 | 対象に、属性を半減する〜 | 0.5倍 |
攻撃側が、属性を強化する〜 | 1.5倍 | -- | -- |
攻撃が持つ属性と対象の弱点が〜 | 1.5倍 | -- | -- |
それでも、この表は「状況」と「該当攻撃」の間で完全な対応を与えていない。特に属性に関する処理は要注意である。また、対応表はダメージ増とダメージ減の2つに分けて書いてあるため、状況が重なった場合にも困る。詳しくは倍率処理とダメージ計算を参照。
どういう訳か、スタイナーの剣技「暗黒剣」が抜けている。
2段落目の後半に
とある。これでは一撃必殺の耐性がある場合の表示を無視している。詳しくは次項にて。
この項目に限ったことではないが、一撃必殺をセーフティの一部分に入れているため、かえって記述しにくい状況を作り出してしまっている。それでも、全ページにおいて記述内容が統一されているので、間違いとは断定できないが、不自然な点を挙げてみることに価値はあると思われる。(要参照:セーフティ耐性)
まず、一撃必殺の説明(定義)を
としているにも関わらず、「レベル5デス」が攻撃一覧に入っていないのは不思議なことである。実は、セーフティに属する攻撃のうち、上記の効果を「一撃必殺」と定義してしまっている。このために、攻撃一覧に「レベル5デス」が含まれず、全ページにおいて「レベル5デス」には一撃必殺効果がなく、「死のルーレット」には一撃必殺効果があることになっている。
さて、「レベル5デス」も含めて一覧にある攻撃を、一撃必殺耐性で無効化するとどうなるだろうか。
「Guard」と表示 | 「Miss」と表示 |
---|---|
黒魔法「デス」 | 青魔法「死のルーレット」 |
召喚「オーディン」 | 青魔法「レベル5デス」 ※ |
幻獣「斬鉄剣」 | -- |
剣技「いあいぬき」 | -- |
アベンジャー装備で「たたかう」 | -- |
※ セーフティに属していないが、セーフティとして説明することが可能。
表にまとめてみると、一撃必殺の効果と耐性の関係が崩れていることに気づく。耐性があれば「Guard」されることを前提にすれば、「死のルーレット」に一撃必殺の効果はないと考えるべきである。「死のルーレット」と「レベル5デス」のMiss表示はセーフティ耐性によるものであり、戦闘不能にする効果はあるものの、一撃必殺効果に比べて弱いと解釈するのがもっともらしい。
1段落目の後半。
その段落の最初に「カウンターの攻撃に対してカウンターが発動することはない」とあるにも関わらず、間違えている。「魔法返し」は魔法攻撃に対するカウンターに当たるので、「魔法返し」による魔法はカウンターの対象にならない。
せっかくカウンターの話が出たので、もう少し補足しておこう。
剣技「突撃」によって発動する「たたかう」、および「幻獣」の自動発動について、これら攻撃はカウンターの対象にならない。前者は広く知られているが、後者はあまり知られていない。それぞれにリスクはあるが、効果的に使えば戦術の幅が広がる。
今のところ、間違いや補足はなし。
訂正をボールド体で示す。(表は訂正箇所の前後のみ)
名前 | MP | 対象 | パワー | タイプ | 属性 | 追加効果 |
---|---|---|---|---|---|---|
レイズ | 8 | 敵/味方・単 | 割合 | -- | -- | -- |
アレイズ | 24 | 敵/味方・単 | 割合 | -- | -- | -- |
ライブラ | 4 | 敵/味方・単 | -- | -- | -- | -- |
「レイズ」「アレイズ」にはその回復量の計算式があり、本書の割合ダメージ攻撃の定義に適合する。回避される場合もあり、割合ダメージ攻撃の一般的特徴にも符合する。基本命中率は90〜100%程度か。
上述のとおり、追加効果について訂正する。(表は訂正箇所の前後のみ)
名前 | MP | 対象 | パワー | タイプ | 属性 | 追加効果 |
---|---|---|---|---|---|---|
死の宣告 | 12 | 敵/味方・単 | -- | 魔法 | -- | 死の宣告 |
死のルーレット | 18 | 両方・単 | -- | -- | -- | -- |
アクアブレス | 14 | 敵・全 | 割合 | 魔法 | 水 | -- |
その効果が
とあるが、正確には属性の相性(半減、無効、吸収、弱点)が無効化される。したがって、例えば、火属性を強化して魔法無属性化すれば、一見して「無属性強化」という現象を見ることができる。
上述した理由により、一撃必殺効果から「死のルーレット」を除いた。
追加効果 | 系統 | アビリティ名 |
---|---|---|
一撃必殺 | 黒魔法 | デス |
召喚 | オーディン | |
幻獣 | 斬鉄剣 | |
剣技 | いあいぬき |
多くの指摘と補足があるので、別ページで説明した。
3番目のルート「風車広場」において
と補足されているが、(3)を選んでも死なない。(1)を選んだ場合に限って死亡。
(情報元:解体深書)
反撃トリガーを引くのは「たたかう」だけでなく、秘技や裏技も含まれる。
(情報元:解体深書)
開くページ数のカウントの仕方が、本体に対して行動を行うことを前提とした書き方になっている。また、閉じる条件は「たたかう」や「ジャンプ」だけでなく「なげる」も含まれるので注意。参照:ダンタリアン
2段落目の最初に
とあるが、この記述はヤーン(精霊)を除外した意味になっている。ヤーン(精霊)に攻撃をしても逃げないし、倒すことも可能である。これについてはヤーン(精霊)の項も参照のこと。
「ミニマム」と「バーサク」の使用条件について
と書かれているが、「ミニマム」は4人のときに使用。
「バーサク」の使用条件は、正しくは「行動を受けて残りHPが4万未満である」となる。攻撃だけでなく回復魔法を受けて残りHPが4万未満(3万未満)だった場合も「バーサク」を使用する。もちろん、0ダメージや「ぬすむ」にも反応する。
各カードの訂正をボールド体で以下に示しておく。
何がどう変更になったか分かりにくいので、削除した部分も取り消し線とともに載せておく。併せて、該当番号のプレイヤーリストも参照するとよいだろう。
No. | 名前 | 攻撃力 | タイプ | 物理 防御 |
魔法 防御 |
入手方法 |
---|---|---|---|---|---|---|
65 | リヴァイアサン | B7 | M | 64 | 16 | ●プ・・・127、143、214、234 |
70 | アレクサンダー | E1 | M | B7 | 56 | ●プ・・・143、 234 、237 ●他・・・チョコグラフ「海」 |
94 | アレクサンドリア | 04 | P | B2 | 64 | ●プ・・・125、208、220、221、234 ●他・・・アレクサンドリアの広場、ナワトビの賞品 |
カードのデータリストとプレイヤーリストの対応はよくできているが、実際にカード勝負をして確かめないと分からない部分も多いと思われる。
プレイヤーリストには、かつて使用確率が記載されていた。参考程度にボールド体で示しておく。
No. | 名前 | マップとタイミング | 使用するカード | 思考 |
---|---|---|---|---|
0 | 緑魔道士 | 宿屋 | 高・・・10%以上 | △ |
中・・・2〜10% | ||||
低・・・2%未満 |
(情報元:Online ULTIMANIA)
訂正箇所をボールド体で示す。
オーディンについては、実際の使用頻度から考えて「低」確率であると判断して移動した。
No. | 名前 | マップとタイミング | 使用するカード | 思考 |
---|---|---|---|---|
234 | ストロングファントム | 失われた記憶 | − | ◎ |
ホーリー、メテオ、フレア イフリート、アトモス、リヴァイアサン、マディーン アルテマウエポン、エリクサー、げんじ アレクサンドリア、リンドブルム、ふたつの月 |
||||
オーディン、マサムネ、リボン |
使用カードに法則性はあるものの、直感は信用できない。このストロングファントムがよい例である。召喚獣カードが1つ飛ばしになっているため、一見オーディンは使用しないと思いきや、実際に使ってくるからである。
紙面だけでは判断が難しいので、実際に確かめるのが適切である。全部調べるのは骨が折れるが。
回復ポイントは大きく2種類、宿屋と回復の泉に分かれる。それぞれ解除されるステータス異常が異なり、以下の表のようにまとめられる。また、回復ポイントを利用するとき、宿屋では「おやすみ」の音楽♪が流れ、泉では「HP/MP全回復!!」の表示が出る。
なお、宿屋には有料と無料の別があるが、効果の違いは生じない。
石化 | 猛毒 | ウイルス | 沈黙 | 暗闇 | 迷惑 | ゾンビ | 瀕死 | 戦闘不能 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
宿屋 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
回復の泉 | × | × | × | × | × | × | × | ○ | ○ |
宿屋(無料)・・・劇場艇プリマビスタ、黒魔道士の村、マダイン・サリ、ブラン・バル
回復の泉・・・・・魔の森、南ゲート(ボーデンアーチ)、クワン洞
出現する敵の一覧に誤植あり。正しくは以下の表にて。(問題の箇所の前後のみ)
出現する敵 | |
---|---|
アーリマン | |
神竜(※a) | BOSS |
キマイラ |
「究極解析」にて公表された不可解な性質が、書籍化に伴ってシークレットに追加された。
実は「カーズ」「エスナ」だけでなく「ジハード」にも類似の性質があることが分かっている。いずれも攻撃対象が敵・単体になる場合があるとまとめられるが、その詳細は不明である。