FF12 本物の剣じゃないのかー!!
※ タイトルは、FF5ギルガメッシュ「最強の剣じゃないのかー!!」のパロディ。
当ページで出てくる単語のうち、エクスカリバーとエクスカリパーは非常に紛らわしいと思われます。
文字サイズを変更するか該当単語にカーソルを当てることで対処ください。後者ではその読みが表示されます。
0.はじめに
FF5ギルガメッシュをご存知の方は、きっとFF12でもあのメロディを聴き入ったことだろう。
あるいは、よく観察されたかもしれない。
しかし、隠された仕掛けに気付いただろうか。
筆者が「観察」した結果、FF12とFF5に強い因果があると結論するに至った。
本稿はFF12ギルガメッシュの解説記事である。ここまで詳細に述べたものは他にない。
彼のこと、およびその周辺を知るきっかけになれば、と思う。
注意!
※ この観察記には筆者が解明できなかった部分や間違った解釈が含まれています。(主にトウルヌソル関連)
※ これらは後に完全解明しましたが、本文は修正を加えず原文のままにしてあります。
ウワサのあいつ、剣豪と呼ぶに相応しいギルガメッシュについて。
知らない方もいるだろうから、はじめに紹介させて頂く。
FF5の世界。それは覇王エクスデスが復活し、今にも暗黒の力に飲まれようとしていた。
物語の中盤、不覚にも主人公バッツとその仲間はエクスデスに捕らわれてしまう。
かつての仲間が救出に向かったその先で、ギルガメッシュが立ちはだかった。
この瞬間から数々のドラマを生み出していくことになる。
ここで、FF5 完全攻略編によるギルガメッシュの解説を紹介しておこう。
エクスデス親衛隊長。 武士道を重んじる異国からやってきたらしいが、詳しい素性は不明。 悪に仕えているわりには義理と人情に厚いところがある。 敵と戦って勝つことにより、敵の持つ強力な武器を奪うことを、至上の喜びとしている。 魔法はあまり得意でない。 |
牢屋からバッツたちを助けると捨て台詞を吐いて「逃走」する。
そのバッツたちの帰路には大陸間を結ぶ大きな橋がある。いわゆるビッグブリッジである。
橋の途中には看守部屋があり、彼はそこで待ち構えていた。
「この扉の裏でずっと待っていたぞ! 来なかったらどうしようかと不安になっていたところだ!」
彼のお茶目な性格がよく現れている。いや、間抜けというべきか。
この戦闘でも「急用を思い出したぜ!」と捨て台詞を吐いて逃走する。
この先、いざ決戦のときでさえ彼は船上でのん気に歌を歌っていた♪
彼が倒されると、周りを道連れにしようと企み、捨て台詞と共にひとり海に沈んでいく。まったく愉快なやつである。
ちなみに、相棒エンキドゥが参戦する戦闘から源氏シリーズが盗めるようになり、コレクターとしての重要性が高まった。
FF12でも当たり前のように「盗む」を実行するのは、こんな事情からだ。
この後、最終防衛ラインに立った彼は、途中ギルガメッシュチェンジにより変身する(8本腕!)。
そして、伝説の武器エクスカリバーを手に取り襲い掛かってきた。
「ばかな! 最強の剣じゃないのかー!!」
可哀想に… 彼が手にしたのは偽物エクスカリパーだったのである。
そうして彼はエクスデスの機嫌を損ね、次元のはざまへと飛ばされてしまう。
ここで、エクスカリバーについて解説しておこう。
FFには2大最強剣として、エクスカリバーとラグナロクがある。
FF5住人の中でラグナロクの存在を知る者はごく少数であることから、世間の最強剣はエクスカリバーといってもよい。
聖剣として名高いエクスカリバーは、握りの太陽マークとくねくね曲がった刃が特徴的。
FF5の世界ではこの伝説の聖剣を模造し量産していた。これがエクスカリパーである。
本物と非常によく似ているが、太陽マークはない。
この偽物エクスカリパーでは、なんと常に1ダメージしか与えられない。
ギルガメッシュが剣豪と呼ばれる所以は、この武器でもいくらかダメージを与えられることにある。
さて、彼が飛ばされた先、次元のはざまは相当怖かったようだ。なんと半泣き状態。
バッツたちに出会った時、安心したのか
「どうだい 5人で脱出ってのは?」
「生きてたらまた会おうぜ」
「その時はオレも仲間…… なんでもねえよ」
と、親交まで求めている。もはや敵意はない。
確かに怯えるほどの場所なら、敵も味方もあったもんじゃない。そりゃそうだ。
その後、彼はひとり立ち去るものの再び戻ってくる。
それはエクスデス四天王の怒涛の攻撃に苦しむバッツたちを助けるためだった。
そして……
ここの一連の流れは感動の名シーンとなって歴史に残ったのである。
作品への出演履歴
まずはFF8。
主人公のライバル的存在サイファーがオーディンを斬る場面がある。
そのとき天空へ飛ばされたオーディンの斬鉄剣は、空中でギルガメッシュの手に渡った。
そこで彼はサイファーが斬鉄剣を譲ってくれたと思い込む。
「サイファーがバッツではない」ことを確かめると、次元のはざまを探して消え去ってしまう。
一応はFF5ネタが絡む。多少は例の天然ボケも見られるが、彼らしい素振りとはいえない。
次はFF9。
この世界では数々の異名を持ち、一般には中級ハンター「4本腕の男」として知られる。
実は彼の本名を知るものはほとんどいない。
さて、この世界には来世に生まれるいう究極の剣エクスカリバーIIがどこかに存在する。
エンキドゥは彼から情報を得て、見事エクスカリバーIIを発見する。
しかし、その隣に置いてあった派手な飾りのついたエクスカリパーを持ち帰ったそうだ。
FF8に比べると、だいぶネタが仕込んである。ギルガメッシュの作りもいい。
ちなみに上記の内容は「苦労」したプレイヤーにのみ用意されたイベントより。
FFシリーズへの本格的な出演は以上2作品のみ。
FF1・2アドバンス、いただきストリートSP、FF11にも出演するが、おまけ要素だったり亜種だったりする。
中でもFF11では人間だとか。一応、東方地域と交易を持つらしいので、完全にかけ離れているわけではないようだ。
2.世間の人気
その個性・性格に惚れ込んだ方もいれば、「源氏」に対する重要人物として注目した方もいるだろう。
歴史で述べたとおり、ギルガメッシュの人気は「強烈な個性」「源氏シリーズ」にあるのは事実。
しかし、その戦闘BGM「ビッグブリッヂの死闘」も相当の影響力を持っていた。
実は、BGMそのものに人気がある。
現に、アレンジ活動をしているゲーム音楽ファンが「ビッグブリッヂの死闘」を名曲とし、そのアレンジ曲で鎬を削りあっている。
彼らはFF5を、それどころかFFすらプレイしたことがないと聞く。
あのBGMにはそれだけ人々を魅了する力が秘められているのである。
ところで、こんな企画があったのを覚えているだろうか。
FF10主題歌のカップリング曲として、SQUAREがFFファンお気に入り曲を募集したことがある。
当時FF7の根強い人気もあって、FF7「エアリスのテーマ」が当選。
それに負けず劣らずFF5「ビッグブリッヂの死闘」は第2位。
もう古い話なので記憶が定かでないが、この2曲がダントツに票を獲得していたように思う。
いまだギルガメッシュ人気は衰えず。
余談だが、FF作曲家の植松さんが何かの拍子に次のように言われたのを、筆者は記憶している。
「ビッグブリッヂの死闘」の人気に対する一言。
「単なるアルペジオの連続なのにね」
これが作り手と聴き手の認識の違いなのか、と筆者は心打たれた。
さて、一応の紹介を終えたところで、ここからはFF12に移ろう。
討伐前データのある方、ご用意ください。ない方、ごめんなさい。
すべては「観察」から始まる。
FF12ギルガメッシュを、天野画やFF5 完全攻略編などとデザインと比較してみる。
基本はFF5変身前デザインだが、腕が6本となっている。特徴的な部分がうまく融合しているように思う。
口調は大人びた感じになったが、元祖FF5に最も近い存在である。
「観察」する点として武器も挙げられる。
解説記事でも紹介したように、彼は武器を求めて弁慶の真似事をしているのだから。
持ち替えによる武器の変化、必殺技の変化などを以下にまとめた。
★ 武器の位置
右手(奥・上) 右手 右手(奥・下) |
左手(奥・上) 左手 左手(奥・下) |
1回目 | |||
第1形態 |
第2形態 |
第3形態 |
第4形態 |
盗む:ポーション系 ※ 途中で会話あり |
盗む:ポーション系 | 盗む:源氏の盾 |
盗む:源氏の小手 必殺:究極幻想 |
2回目 | |||
第5形態 |
第6形態 |
第7形態 |
最終形態 |
盗む:ポーション系 ※ 途中で会話あり |
盗む:ポーション系 必殺:ヒットジエンド |
盗む:源氏の兜 必殺:ヒットジエンド |
盗む:源氏の鎧 必殺:王者の剣 |
調べたところ、源氏シリーズの盗める順番は元祖FF5と関連がないと見受ける。
以下の説明を読むと分かるが、数あるネタの中でこの源氏シリーズだけは何のひねりも見られない。
ネタがない。ただの収集アイテムのようだ……。 残念!
…と思っていたが。さらに注意深く調べてみたら、実は盾、小手、兜、鎧の順に防御力が高くなっている(FF5)。
これがネタになっているかは一切不明。
4.FFとDQのコラボ
さて、必殺技をよく見ると「究極幻想」「王者の剣」が目につく。
元ネタが何かを想像するのは容易いと思う。
究極幻想
どちらかといえば「幻想=Fantasy」から連想するだろう。
これはファイナルファンタジーを指している。
なお、本来はFF=最後の夢という意味である。意外と知られていない。
ところで、右手に持つ武器はFF5エクスカリバーらしきもの(この正体は偽りの武器にて)。
FFファンにはうれしい演出かもしれない。
筆者の解釈によると、ここに隠された真実があるのだ! 詳細は最後に。
王者の剣
またの名をロトの剣。
ロトシリーズ(DQ1〜DQ3)の勇者用武器、伝説に名を残す秘剣。
そう、エニックスよりDQがFFシリーズに登場!
このとき、左手にロトの剣らしき武器を持っている。
これら事実は完全に前項「究極幻想」と対を成している。
なお、討伐直後にもDQのパロディが存在する。
置き去りにされる「伝説の剣」を調べると…
「返事がない。ただの伝説の剣のようだ……。」
このパロディに裏がないか調べてみたが、特に何もないようだった。
1回目最後の必殺技はFinal Fantasy、2回目最後の必殺技はDragon Questを象徴するものである。
その順番にも注意してもらいたい。Final FantasyとDragon Quest。
FFとDQ
FF-DQ
まさにSQUARE-ENIX。
ここで少し話題を変えよう。
ギルガメッシュを語る上で「橋」を忘れてはならない。
FF12の世界イヴァリースにも「橋」が存在する。ルース魔石鉱の各橋とバルハイム地下道のゼバイア連結橋だ。
ルースでは戦闘用、バルハイムではイベント用として使われている。
戦闘用はいいとして、このイベント用(釣りイベント)にもしっかりネタが仕込んであった。
討伐時にギルガメッシュは当然のように「逃走」するが、その後再び「伝説の秘宝」を探していた(ハントカタログを参照)。
そして、辿り着いた先がゼバイア連結橋。
ここで手にしたものは… なんと、棒っきれ!
これが伝説の妖竿マタムネだということに気付かず、タダで譲ってくれる。
彼の目利きは実に素晴らしいが、同時に可哀想な奴であることも忘れないでほしい。
「橋」といえばもうひとつ、BGMである。
戦闘曲はFF5「ビッグブリッヂの死闘」のアレンジ。タイトルはビッグブリッジの死闘 〜FFXIIバージョン〜。
ん? ブリッジ?
これはさておき、原曲に比べると迫力はあるのに柔らかいタッチ。
そういえばFF作曲家の植松さんが述べていた。「絵が語るからメロディを立たせられない」と。
動くギルガメッシュに柔らかいBGM。
今回、作曲は植松さんではないが、そういう点でうまく調和がとれている気がする。
ギルガメッシュの持つ武器は、そのほとんどが偽物である。
戦闘中に気付けなくても、討伐後のハントカタログと彼の性格から判断できると思う。
そのハントカタログにある「モブの考察」は次のとおり。
No.252 ギルガメッシュ ----- 伝説の武器を求め、相棒エンキドゥと共に次元を旅する謎の人物。 冒険者を見かけては武器を賭けて勝負を挑んでくるという。 体にある6本の腕には斬鉄剣をはじめとする名高い武器が握られているが いずれも本物かどうかの保証はないらしい。 剣を奪われた人者の悔しさを晴らすため討伐対象となっていた。 |
そんな偽物でも大ダメージを与えてくる彼は、やはり剣豪だった!(FF5の再来)
という訳で、それら武器の解説をしよう。
FF12の武器屋で売っているものと同じ代物。
ギルガメッシュは通常これで相手に挑むのだろう。
相手の最強剣を奪うだけでなく、自分への被害は最小限に抑えようとするところを見ると、いかにも彼らしい。
武器にマテリア穴があることからFF7の武器。
FF7主人公クラウドが装備できるこの大剣は、ソルジャー時代の先輩ザックスの形見でもある。
FF9ではリンドブルム内の武器屋に飾られていた。
しかしよく観察すると、明らかに「偽」の文字が… もはや何も言うまい。
FF8主人公スコールの武器、リボルバー。
確かにそうなのだが、スコールの所持していたものとは違う。
スコールのリボルバーには「グリーヴァ」と呼ばれるG.F.(召喚獣)のデザインが刻まれている。
一方、ギルガメッシュの持つ武器には… なんと「チョコボ」のデザイン! この可愛らしい武器を一体どこで拾ったのやら。
正直に言う。筆者はこれが何か特定できなかった。
見た目はガンブレードである。
あらゆる文献に目を通したつもりだが、これに酷似する武器が見当たらなかった。
FF12の「銃」も検証してそのほとんどと比べたが、すべてハズレ。
ガンブレードの関連では
・スコールをライバル視するサイファーの武器ハイペリオン
・FF10-2 オメガの「秘蔵原画集」にあるブレードガンナー
・プレジデント神羅による闇組織DGの総帥ヴァイス(FF7DCに登場)が装備しているガンブレード
・FF13 主人公の武器
・PE2の最強武器ガンブレード ← 6/6追記(スネオさんの情報)
あたりが考えられる。
しかし、どれも似て非なるものであることも間違いない。情報求ム!
フランス語でTournesol。ひまわりの意味。ターン・ソーラーといえば納得か。
筆者はヒマワリ剣と呼ぶ、FF12最強の剣。
よく見るとヒマワリの中身が月のマークである。
ところで、この武器がエクスカリバーやエクスカリパーだと思っていた方、いない?
NTT出版の本などでそのデザインを知っていると、ここで騙されちゃう。筆者もそのひとり。
しかし、ここに制作スタッフの隠された意図があるように思う。
ワッカの弟チャップ形見の剣フラタニティはFF10主人公ティーダの武器でもある。
ギルガメッシュが手にしているのは、それにかなり似ているので間違いやすい。注意。
先端のささくれが上下2つあるところが偽物である証拠。(本物は下側にささくれ)
筆者はこれによく似た剣を知っている。そう、DQ4に出現するモンスター「人喰いサーベル」の系列だ。
よく似ているでしょ(笑)
それはさておき、この剣は確定するまでに時間がかかった。
天野画や攻略本にあるオーディン画の斬鉄剣に似ているが、それでも不十分。
決め手は何だったのか、それはハントカタログだった。
確かにヒマワリ剣なのだが、月とは対照的に太陽のマークがニコニコと微笑んでいる。
この点から、トウルヌソルの偽物であることが判る。
わざわざトウルヌソルを入手してまで検証したから間違いない。
トウルヌソルと同じく、これにも何か裏がありそうだ。詳細は次項にて。
これはDQ1〜DQ3(ロトシリーズ)における伝説の剣「ロトの剣」の偽物。
DQ本を見ると、鍔(つば)に当たる部分が異なることが分かる。
つまり鳥のデザインになっている部分。ロトの剣は金色、トロの剣は銀色という違いがある。
なお、ロトの剣にはルーン文字で「DRAGON QUEST」と刻まれている。
残念ながらこの偽物に刻まれているルーン文字は読めなかった(泣)
上記のとおり、制作スタッフは手の込んだことをしてくれている。
だからこそ出てくる疑問がある。
なぜエクスカリパーではなく、トウルヌソルを持っているのか?
あれだけのネタを仕込んであって、エクスカリパーを持っていないのが不思議なくらいだ。
この疑問に答えるために、もう一度武器を眺めてみる。特にその持ち替え順序に注意していただきたい。
お分かり頂けただろうか。
途中でトウルヌソル(本物)からトウルヌソル(偽物)に持ち替えている
これを知っての感想としては
・やはりFF5以来、本物と偽物の区別がつかなかったか
・お茶目な性格はここにも出ているね
・素晴らしい目利きの持ち主だ
・頭、大丈夫かな?
・ギルガメッシュチェーンジ!(違)
などが挙げられる。
筆者は、これがある意図を持っていると推測する。以下にそれを説明しよう。
トウルヌソルの本物と偽物の違いは偽りの武器で説明したとおり。
だが、大きく異なる点がもうひとつある。
本物トウルヌソルは交易品により量産可能である!
最強剣なのにこの扱いは一体何だろうか。
そして、なぜFF5エクスカリバーと誤解させるデザインなのか。
とりあえず情報を整理しよう。何か浮かび上がってくるはずだ。
FF5 | |
エクスカリパー ・エクスカリバーの偽物。 ・握りにはマークなし。 ・量産されていた。 |
エクスカリバー ・世間的には最強剣。 ・握りに「太陽マーク」。 |
FF12 | |
トウルヌソル ・物語上の最強剣。 ・ヒマワリの中に「月のマーク」。 ・交易品として量産可能。 |
トウルヌソル(偽) ・トウルヌソルの偽物。 ・ヒマワリの中に「太陽マーク」。 |
※ 「本物」 → 「偽物」へと武器交換をする |
武器デザインとしてはFF5もFF12もほとんど変化がない。誤解する方がいたくらいだ。
それを踏まえた上で、この表に現れている美しい対称性は筆者をひとつの結論へと導いた。
本物から偽物への持ち替えをFF5に移して翻訳してみると…
エクスカリパーからエクスカリバーに持ち替えている (FF5の武器として)
と読める!
そう、彼は長き時間(とき)を費やして、ついに伝説の聖剣を手にしたのだ!!
当の本人は気付いていないみたいだが…
単に裏を読み過ぎているだけだろうか。
筆者にはこれこそが制作スタッフの最大の仕掛けに思えてならない。
ギルガメッシュひとりにこれだけのネタが用意され、これだけ語られること自体が「英雄の領域」である。
FF12スタッフに乾杯! ギルガメッシュに幸あれ!!
ゲーム攻略本
[ 01 ] FF1・2 完全攻略編、NTT出版、1994
[ 02 ] FF1・2adv 公式コンプリートガイド、エンターブレイン、2004
[ 03 ] FF3 完全攻略編(上・下)、NTT出版、1990
[ 04 ] FF4 基礎知識編、NTT出版、1991
[ 05 ] FF4 徹底攻略編、NTT出版、1991
[ 06 ] FF5 戦闘解析編、NTT出版、1992
[ 07 ] FF5 完全攻略編、NTT出版、1993
[ 08 ] FF6 基礎知識編、NTT出版、1994
[ 09 ] FF7 解体真書、アスペクト、1997
[ 10 ] FF7 アルティマニアオメガ、SQUARE-ENIX、2005
[ 11 ] FF7DC 公式コンプリートガイド、SQUARE-ENIX、2006
[ 12 ] FF7AC REUNION FILES、ソフトバンク、2006
[ 13 ] FF8 アルティマニア、デジキューブ、1999
[ 14 ] FF9 アルティマニア、デジキューブ、2002
[ 15 ] FF10 バトルアルティマニア、デジキューブ、2001
[ 16 ] FF10 アルティマニアオメガ、デジキューブ、2002
[ 17 ] FF10-2 アルティマニア、デジキューブ、2003
[ 18 ] FF10-2 アルティマニアオメガ、SQUARE-ENIX、2004
[ 19 ] FF10-2int+LM アルティマニア、SQUARE-ENIX、2004
[ 20 ] ファイナルファンタジー大全集(上巻)、デジキューブ、1997
[ 21 ] DQ1・2 公式ガイドブック、エニックス、1994
[ 22 ] DQ3 公式ガイドブック、エニックス、1997
[ 23 ] DQ4 公式ガイドブック(下巻)、エニックス、2002
[ 24 ] PE2 ブレイクスルーマニュアル、デジキューブ、2000
画集(天野喜孝)
[ 25 ] DAWN - ファイナルファンタジーの世界、NTT出版、1991
[ 26 ] JAPAN - FINAL FANTASY、NTT出版、1992
音楽CD
[ 27 ] FF5 オリジナルサウンドバージョン、NTT出版、1994
[ 28 ] FF7 リュニオントラックス、デジキューブ、1997
[ 29 ] FF12 オリジナルサウンドトラック、アニプレックス、2006
ゲームサイト
[ 30 ] SQUARE-ENIX 公式HP
[ 31 ] FF12極限攻略データベース、2006
[ 32 ] dqCG、2003
最後に。にゅすけさんとおてうさんには基本的なことを確認して頂きました。協力ありがとうございました。
2006/05/28 記す
本稿を読まれた方は、シナリオアルティマニア 495ページ(シークレット67)を既にチェック済みかと思われます。
トウルヌソル、トウルヌソル(偽)と記して解説した武器について。
これらはそれぞれFF5 エクスカリパー(偽)、FF5 エクスカリバー(偽)なのだそうです。
そこで、調べ直してみると… トウルヌソルとの違いは柄の長さと太さでした。
ついでに、トウルヌソルは量産可能ではないですね。
したがって、上記の筆者の推察は完全に誤りです。ギルガメッシュに一時の夢を与えたとして、お考えください。
もうひとつ、筆者が解明できなかった武器ガンブレード?の所在がついに分かりました!
FF9主人公ジタンが短刀を装備したときの、左手に持つ武器がこれに当たるそうです。(U-miさんの情報)
常に携帯しているため、これを「主人公の武器」としても差し支えないでしょう。
アルティマニアの情報を加味すれば、FF9 オリハルコン(偽)です。
ところで、オリハルコンとは似ても似つかぬこの武器に、なぜこの名が付いているのか?
FF9の武器には候補画がいくつか用意されていました。(短刀用と剣用に)
それを考えると、剣用のオリハルコンがこの武器だったのかも知れません。詳細は不明です。
最後に、皆さんの期待に反して筆者の観察不足を心よりお詫び申し上げます。
補足資料
[ 33 ] FF9 設定資料集、集英社、2000
[ 34 ] FF12 シナリオアルティマニア、SQUARE-ENIX、2006
2006/06/18 補足
2006/07/21 追記
夢人都市に戻る